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多汗症の内服療法って何があるの?

多汗症の治療の1つとして内服療法、つまり飲み薬があります。

僕自身、初めて行なった多汗症の治療が内服療法でした。

皮膚科でプロバンサインという薬を処方してもらったのを覚えています。

しかし他にも多汗症治療として使われている内服薬があります。

そこで今回はどんな内服薬があるのか、一般的に知られている薬をご紹介します。

プロバンサイン

臭化プロバンテリンという成分からなるプロバンサインは、唯一多汗症に対して保険の適応のある薬剤です。

抗コリン作用を有し、アセチルコリンの働きを抑えます。

発汗も抑えますが、唾液、涙、胃酸などの他の腺からの分泌も抑制します。

結果として、口の渇きやドライアイ、全身の発汗を抑制することにより汗による体温調節ができにくくなる、といった副作用があります。

夏では熱中症の危険性が増すと考えられます。

このように、効果は期待できる内服薬ですが、副作用も多数ありますので、適用には慎重を要します。

プロバンサインのジェネリック医薬品である「プロスパス」という名称も知られています。

参考 プロバンサインの詳細おくすり110番

ポラキス

参考 ポラキスの詳細おくすり110番

ベシケア

参考 ベシケアの詳細おくすり110番

グランダキシン

自律神経失調症の薬です。

多汗症への保険適応はありませんが、以前より精神的発汗の治療に用いられてきた経緯があります。

コリン性じんま疹という発汗で誘発されるじんま疹では、グランダキシン内服により改善が認められることを多く経験します。

副作用はほとんどありませんので、緊張により発汗が誘発される方では試してみられてもよい薬剤と思います。

参考 グランダキシンの詳細おくすり110番

パキシル

参考 パキシルの詳細おくすり110番

カタプレス

高血圧の薬であり、多汗症への保険適応はありません。

中枢α2受容体刺激作用があり、各種の局所多汗症に有効であったという報告がありますが、論拠が明確な報告は少なく、症例報告レベルの有効性に留まるようです。

参考 カタプレスの詳細おくすり110番

漢方

発汗を抑制する止汗作用がある主薬は黄耆という成分です。
そのため、多汗症には黄耆を主薬とした漢方薬が用いられることが多く、補中益気湯、黄耆建中湯、桂枝加黄耆湯、防已黄耆湯が用いられます。

漢方薬は、その方の「証」により、同じ症状でも治療薬が異なります。

この「証」を正確に診断することが漢方医の腕の見せ所だと思います。

したがって、漢方薬で治療をお考えの方は、漢方薬を専門とされる医師での診察を受けられた方がよいと思います。

ただし、一般的に漢方薬の多汗症への効果は限定的です。ガイドラインでも言及はありません。

参考