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【ただの汗かきではない】多汗症ってどんな病気?

  • ふつうの人よりも汗をかく量が多い
  • 暑くもないのに汗が吹き出る

そんな症状のある人は、おおよそ多汗症と言えます。

しかし多汗症患者でさえ、「多汗症とは何か?」という問いに明確に答えるのは難しかったりします。

そこで今回は多汗症とは何か、どんな病気なのかを改めてご紹介したいと思います。

多汗症の定義とは?

まずそもそも多汗症の定義を確認してみましょう。

【部位】局所性と全身性

まず多汗症を部位によって分類することができます。

特定の部位に多汗の症状が出る場合を局所性、全身に多汗の症状が出る場合を全身性と呼びます。

前者の局所性が圧倒的に多く、約90%と言われています。
(引用: 汗っかきに潜む怖い病気 – 同友会グループ)

MEMO
瀰漫性(びまんせい)という言葉が使われる場合もあります。

瀰漫性とは「病気の症状などが、特定の1ヵ所だけでなく広範囲に広がっており患部を限定できないさま」とあり、”全身”または”複数の局所”と言えます。

【原因】原発性と続発性

部位の他にも多汗症を原因によって分類することもできます。

特に原因となる病気がないのに、温熱や精神的負荷の有無にかかわらず多汗症の症状が出る場合を原発性といいます。
(原発性のことを特発性と表現されることがありますが、これは「原因が特定されないさま」であり、原発性と似たような意味です。)

他の病気に合併して症状が出る場合を続発性といいます。

原発性局所多汗症診療ガイドラインでは「続発性多汗症の原因となる主な病気」が以下の表のように紹介されています。
続発性多汗症を引き起こす病気の一覧の画像

原発性局所多汗症の定義

日本皮膚科学会が発行した原発性局所多汗症診療ガイドラインでは、原発性局所多汗症を以下のように定義しています。

頭部・顔面、手掌、足底、腋窩に、温熱や精神的負荷の有無いかんに関わらず、日常生活に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態を原発性局所多汗症と定義している。

症状にはレベルがある

手のひらに多汗の症状が出る手掌多汗症に対して、症状のレベル付けがされています。

手掌多汗症に対する定義ですが、部位に関わらず重症度の定義としてしばしば使われます。

  • レベル1
  • 湿っている程度。見た目にはわかりにくいが、触ると汗ばんでいることがわかる。水滴ができるほどではないが、汗がキラキラと光っている。

  • レベル2
  • 水滴ができているのが見た目にもはっきりとわかる。濡れている状態。しかし汗が流れるところまではいかない。

  • レベル3
  • 水滴ができて、汗がしたたり落ちる。

引用: 手掌多汗症 – 金沢医科大学病院

あくまでも大まかなレベル付けであり、同じレベル内でも症状の差があることは理解しておくべきでしょう。

患者は人口の5%以上

日本皮膚科学会が行なった調査によると、原発性手掌多汗症の患者は人口の5.3%だということが分かったとのこと。

平成21年度の特発性局所多汗症研究班(班長:横関博雄)がまとめた全国疫学調査で、原発性手掌多汗症患者さんの有病率は人口の約5.3%と極めて高い割合であることがわかりました。
引用: 日本皮膚科学会

つまり手掌多汗症だけでなく、足蹠(足の裏)、頭部、顔面、腋窩(脇の下)などの症状も合わせれば、その割合は5.3%以上ということになります。

この5%がどれくらいかというと、100人中5人、40人クラスの中だと2人、多汗症患者がいることになります。

多汗症とは治療法が確率していない難治性疾患である

難病情報センターのホームページに「原発性局所多汗症」が難治性疾患として登録されています。

局所多汗症の病態も依然明らかになっていない。掌蹠や一部腋窩はコリン作動性交感神経が関与するが、その責任部位としては前頭葉、海馬、扁桃核ともいわれるがまだ解明されてはいない。

とあるように、多汗症は明確な原因が解明されていない病気です。

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